贈呈式は、鹿児島市交通局が開催する「市電・市バスゆーゆーフェスタ」の行事のひとつとして、電車車庫に隣接する上荒田の杜公園に設けられた「わくわくイベント広場」で開催されました。鹿児島市交通局交通事業管理者鞍掛貞之氏はじめ同局関係者、および松田、柚原両副会長はじめ、鉄道友の会の役員関係者、そして鉄道友の会一般会員が参加しました。式典は午後1時前に開始され、冒頭にまず、松田副会長から鉄道友の会の紹介も兼ねた挨拶がありました。次に、加藤選考委員長から選考経過について報告があり、続いて表彰状と表彰盾の贈呈へと移りました。表彰状は松田副会長から、鹿児島市交通局事業管理者鞍掛貞之氏へ、表彰盾は柚原副会長から鹿児島市交通局次長小倉洋一氏へと手渡されました。
その後、鹿児島市交通局交通事業管理者鞍掛貞之氏から受賞の挨拶を頂き、関係者一同で記念撮影を行い、式典は滞りなく終了しました。
次に、参加者一同は式典会場のわくわくイベント広場から電車基地変電所前へと移動し、記念ヘッドマークを取り付けた試乗列車(7501AB)へと乗車しました。試乗列車は沿線の説明を伺いながら、車両基地から鹿児島中央経由で鹿児島駅前へ、鹿児島駅前から折り返して旧交通局跡地も見ながら騎射場経由で谷山へ向かいました。谷山からはの折り返しは運行本数が少ない郡元(南側)から中郡へ進み、神田(交通局前)へと戻りました。
この後、車両基地内では車両外観の撮影会が行われ、試乗車7500形を撮影させていただきました。また会員のために特別に台車カバーを外していただき、今回のローレル賞の贈呈理由となった、普段は見ることのできない新日鐵住金SS15台車も見せていただき、記録することができました。また、車庫内の車両も安全に差し支えない範囲で撮影させていただき、通常は車庫の一番奥にある芝刈り電車も撮影可能位置に移動していただき、貴重な写真を撮影を行うことができました。
最後に、局舎3階にある「資料展示室」の見学もご案内いただき、参加者一同充実した半日を過ごすことができました。
今回の贈呈式の開催にあたり、多大なご配慮をいただきました鹿児島市交通局の関係者の皆様に、厚くお礼を申し上げます。