2017年鉄道友の会ローレル賞に選定されたえちごトキめき鉄道ET122系1000番代に対する贈呈式が10月14日(土)に開催されました。
式典はえちごトキめき鉄道直江津駅で12時より開始され、まず、鉄道友の会須田会長から挨拶があり、「えちごトキめき鉄道は第三セクターで運営されており、新幹線が開業した並行した区間においての地域輸送に密着した鉄道である。この車両は製作にあたり、車両部品は新潟県産が多く使用されており、提供される食事も地元の食材が使用されている。製作を担当したメーカーを含め、地域を意識して製作された車両の例はない。雪月花はまさに地域に密着した車両であり、この鉄道をこれからのますます発展させていくための象徴的な車両である。また、全国的な第三セクター車両の代表的な車両である。」と述べました。
続いて加藤選考委員長から選考経過説明として、「この車両は外装を鮮やかな銀朱色とし、斬新な車内レイアウトや、側窓に国内最大級のパノラマウインドウを採用、と開発コンセプトを高いレベルで具現化し、地域沿線の観光振興に大きく寄与している。内外装の素材、加工は地元新潟県産が多く使われており、地域活性化にも貢献されている。この二点を高く評価しローレル賞に選定した。」との説明がありました。
その後、えちごトキめき鉄道株式会社の嶋津忠裕代表取締役社長より挨拶をいただき、表彰状が須田会長より、続いて記念盾が久保副会長より嶋津代表取締役社長へ手渡されました。
来賓の挨拶は株式会社イチバンセンの川西康之代表取締役から頂き、受賞に寄せてと題した設計時のお話を伺うことができました。
直江津駅に雪月花が12時28分に入線し、それに合わせて、くす玉開披が須田会長と嶋津代表取締役社長で執り行われ、その後記念撮影が行われました。その後、12時38分に出席者全員で雪月花の発車を見送り、無事式典を終了しました。
今回の贈呈式の開催にあたり、多大なご配慮をいただきましたえちごトキめき鉄道株式会社の関係者の皆様に、厚く御礼を申し上げます。