鉄道友の会福井支部では、『若い仲間と代わります 福井鉄道200形 ―去りゆく老兵に贈る賛歌―』という書籍を発行しました。昭和35年、福井鉄道が世に放った“新性能電車”200形も新たな旅立ちを迎えようとしています。昭和30年代に新性能電車を自社発注した地方私鉄は67社のうち14社に過ぎません。しかも50年以上経った今もなお線路上にある長寿車は200形を含め3社4車種のみのようです。これを機に200形登場時の時代背景を探り、50余年に及ぶ活躍のあとを振り返ることで、200形の名声を後世に伝えたく1冊の書を制作しました。
また福井鉄道福武線を走った歴代の車両と、昭和30年代に全国の地方私鉄が造った新性能電車も紹介しています。
本書は単なる回顧ではなく、写真や図面を豊富に挿入して新製のいきさつから後年の改造を経て廃車に至るまでを簡潔にまとめ、福井鉄道OBへの聞き取りをまとめたり、200形新製時のパンフを復刻掲載するなど、資料性に富む内容となっているのが特徴です。
著者:渡邊 誠、発行:鉄道友の会福井支部
A5版 126ページ定価1,836円(税込・送料別)、
詳しい内容紹介ほか:http://www6.plala.or.jp/jrcFukui/
お問合せ:jrc@fukui.plala.me
※一般書店には流通しませんので、購入の際は直接福井支部宛にお問い合わせください。首都圏の方は書泉グランデでも購入できます