2016年鉄道友の会ローレル賞に選定された東日本旅客鉄道HB-E210系気動車に対する贈呈式が、8月6日(土)石巻線女川駅で開催されました。
HB-E210系は昨年の5月から仙台~石巻間の仙石東北ラインで営業を開始しましたが、8月6日から一部の列車が女川まで直通運転されることになり、贈呈式は、その出発式に先立って、早朝の午前5時20分からという前例のない時間帯での開催になりました。
式典は、これまでの位置より内陸側に約200m移して、昨年の3月に立派に建て直された女川駅の駅前広場において行われました。まず鉄道友の会須田会長から挨拶があり、東日本大震災からの復興に取り組む関係者への謝辞、HB-E210系の素晴らしさ、そして今後の発展への期待などについて述べました。続いて柚原選考委員長から選考経過についての説明があり、女川までの直通運転が開始されたことにより益々その本領を発揮するであろう旨の話しがありました。
その後、表彰状と記念盾の贈呈に移り、まず表彰状が須田会長から松木 茂仙台支社長へ、続いて記念盾が久保副会長から小椋健一小牛田運輸区長へ手渡されました。関係者による記念撮影の後、受賞者のご挨拶を東日本旅客鉄道菊池隆寛車両技術センター次長から頂きました。
続いて関係者によるテープカットが行われ、最後に記念撮影を行い、贈呈式を終了しました。
その後、女川町並びに東日本旅客鉄道の関係者による出発式が行われ、6時05分にHB-E210系は多くの関係者に見送られて、仙台に向けて発車しました。
末筆とはなりますが、今回の贈呈式の開催にあたり、多大なご配慮をいただきました東日本旅客鉄道株式会社の関係者皆様に、厚くお礼申し上げます。
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