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1994年 ブルーリボン・ローレル賞選定車両

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ブルーリボン賞

該当車なし

ローレル賞:DF200形ディーゼル機関車

ローレル賞1994

日本貨物鉄道(JR貨物)が,非電化幹線の貨物列専用として開発した最新エレクトロニクス技術を駆使したハイテク・ディーゼル機関車です。システムは,搭載したデイーゼル発電機で発電し,その電気をインパータで制御し,交流電動機を駆動する『電気式』のディーゼル機関車です。
我国の電気式システムの本格的ディーゼル機関車としては,昭和30年代の初めに開発されたDF50形以来,約40年ぶりの新形式です。近年進歩の著しいエレクトロニクス技術の応用により,再び登場したものです。3500kwを誇るパワー,力強い外観,またVVVF制御などが特徴です。現在は旅客列車の運転密度が高く,貨物列車の高速化が望まれている,北海道の千歳線・室蘭線で重点的に運転されており,今後非電化区間に増備されるものと思われます。
昨年ローレル賞を受賞した,同じくJR貨物のEF200形直流電気機関車とともに,今後,新時代の機関車として,省エネルギー輸送機関である鉄道の貨物輸送に貢献してゆくことが大きく期待され,同時に本機の出現が,我国のディーゼル機関車技術の向上・発展を図る面での功績を評価し,ここに1994年のローレル賞に選定することとなりました。

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